セフィロトの樹が日本に伝わっていたかどうかはわからない。
けれども名神大社や地域の一之宮を結んでできる図形がなんとなくセフィロトの樹のように見えてしまう。
東日本の大セフィロトの樹は薩摩国一之宮枚聞神社に収束する。
西日本の大セフィロトの樹は鹿島神宮東方の海へと収束する。
まるで交差する二振の剣のようだ。
その地図上の剣には神社のつくる星図、北斗七星(常陸国)と南斗六星(伊予国)や、四神の青龍や白虎の図が刻まれているように見える。
第四の神器ともいわれる『大刀契』の三公闘戦剣(破敵剣)と日月護身剣(護身剣)がふと思い浮かぶ。
・日⇒【伊勢神宮】、月⇒【出雲大社】ラインを含む西の生命の樹は護身剣。
ちょうど交差する2本の剣の中心には三種の神器のひとつ『草薙の剣』を神体とする熱田神宮となるのも興味深い。
神社を結んでできる図形には何層もの方術があるのではないか?
① 生命の樹 【亀と剣】
② 天文星図【四神と二十八宿】→天の地上投影
③ 五芒星【黄金三角形と五行の循環】
④ 朱雀と玄武【南北軸・不老不死と陰陽~水局と火局】
⑤ 畿内の二つの亀甲【十二支と方位】
これらが天武天皇の複都制構想の【難波宮】【信濃宮(仮称)】を中心にレイヤーを成しているのではないか?
これらの図に共通するモチーフは不老不死=永遠の命・陰陽五行と天のコトワリである。
ところで、まったくの余談だが、
◇セフィロトの樹がつくる【交差する2本の聖剣】
◇大鳥大社を中心とした大鳥(朱雀)の【翼】
◇畿内の2つの亀甲がつくる十二支の方位盤=【12の星:神社】
これってなんだかEU軍事参謀部(EUMS)の紋章のモチーフとそっくり!偶然だろうが文明の東西の根源は同じなのカモ。