常陸國の七つの名神大社は北斗七星〜破軍星を背に

名神大社を結んでできる図形について考えています。

■天の星々を地上に刻む

半径180kmの主要な円の中心となる名神大社

伊予神社 →南斗六星(いて座)
熱田神宮 →オリオン座
二荒山神社北極星・北斗七星
貫前神社 →ケフェウス座
◎若狭彦神社→ぎょしゃ座

地上に投影した星座を構成する神社だ。

伊予の円の中心は星図上、黄道白道の交点付近
夏の代表的な星座であるさそり座を内包する。

熱田の円の中心も星図上、黄道白道の交点付近
冬の代表的な星座であるオリオン座である。

天を地上に反映させる試みは古代中国にもあったというが…。
古代日本では天の星々を地上に神社として刻み込んだのではないだろうか?

【分野説】
中国全土を天の十二次,あるいは二十八宿に配当し,配当された星の位置によってそれぞれの国の吉凶を占おうとする古代占星術の基礎理論。十二次は天を西から東へ12等分したもの,二十八宿は天のおもな星を目標にして,西から東へ分割(これは不等分)したものをいう。古代の歴史書である《国語》に,周の武王が殷を伐(う)ったとき,歳星(木星)が鶉火(じゆんか)(南)に位置していたことから,鶉火を周の分野としたとある。また,《春秋左氏伝》にも歳星の位置によって吉凶を占った例がみえる。
(世界大百科事典 第2版「分野説」の解説より)

 

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