古代日本に神秘思想"カバラ"が伝わっていたのかはわからない。
けれども、名神大社を結んだ図形がどうも『セフィロトの樹』に見えてしまう。
関東のセフィロトの樹のダアト【=隠れたセフィラ】にはスサノオを祀る氷川神社がくる。
ダアトの象徴する惑星は冥王星だという。
冥王星の発見も命名も1930年なのだが、冥界=根の国の王スサノオに対応するセフィラとなるのはたまたま偶然にしてもおもしろい。
一方、全国唯一の八方除けとして有名な寒川神社に注目すると8本のパスの交わる位置になっている。これもまた興味深い。
『セフィロトの樹』とは10個のセフィラ(球体)と22本のパス(小径)からなり、その原点は旧約聖書の『生命の樹』だ。
ふと、先代旧事本紀でニギハヤヒが天降る際に授かった『十種の瑞宝』と随伴した神々の数32(10+22)が思い浮かんだ。
関連はあるのだろうか?
また、古代中国の神話には『扶桑の樹』の話がある。
こちらは10個の太陽(十干)が出てくる。10の球体だ。
関連はあるのだろうか?