常陸國の七つの名神大社は北斗七星〜破軍星を背に

名神大社を結んでできる図形について考えています。

天武天皇の五行の構想

キトラ星図藤原京を重ねてみる。

キトラ星図の内規に藤原宮の正方形が内接するように配置する。

キトラ星図藤原京復元図を重ねる

斗宿から鬼宿の方向に流れる飛鳥川は『天の川』になぞらえる。

 

『周礼』で理想的な都城とされる配置で造られた藤原京は天円地方を忠実に表している。

 

世界最古の精緻な星図といわれるキトラ古墳天文図も、『理想』を忠実に具現化するために、原図をそのまま表現したのではないか?

 

遣唐使が戻り、最新の唐の都『長安』の情報がもたらされると古墳の天井星図高松塚古墳のようにデフォルメされた四方七宿で描く二十八宿星宿図になり、都も北に宮殿を配置する平城京へと変化していったのではないか?

 

藤原京もキトラ星図も古代の理想を忠実に表現しようとした天武天皇の構想の名残ではないだろうか。