常陸國の七つの名神大社は北斗七星〜破軍星を背に

名神大社を結んでできる図形について考えています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

■神社のつくる大きな鳥の図形

名神大社や一之宮を結んでできる図形のうち、大鳥の図(朱雀か?)を三角形に分解する作業。 東西・線対称となり、それぞれ対応する神社が明確になる。 中心は和泉国一之宮大鳥大社だと思う。 軸は籠神社−熊野本宮大社ラインで、2つの六角形(亀甲)がつく…

神社の魚図

神社を結んでできる列島外郭図はなんとなく魚形おおよそで二等辺三角形に分解その重心を繋ぐなんだか新幹線の路線図みたいだ

■セフィロトの樹と大刀契

セフィロトの樹が日本に伝わっていたかどうかはわからない。 けれども名神大社や地域の一之宮を結んでできる図形がなんとなくセフィロトの樹のように見えてしまう。 東日本の大セフィロトの樹は薩摩国一之宮枚聞神社に収束する。西日本の大セフィロトの樹は…

【番外】酒船石と生命の樹

『飛鳥の酒船石』 なんとなくセフィロトの樹っぽいので 名神大社プロット図に重ねてみた オオクニヌシの出雲が【王国】を意味する【マルクト】 オオモノヌシの大和は隠れたセフィラ【ダアト】 アマテラスの伊勢は【王冠】を意味する【ケテル】 (※大嘗祭で使…

【番外】『申』とセフィロトの樹

名神大社プロット図から『セフィロトの樹』を探していると、だんだん『申』という漢字に見えてきた。 そこで『申』の漢字の成り立ちを調べたら、象形文字で『稲妻』を象っているのだとか。 セフィロトを順に結ぶと稲妻のようだ。

【番外】天武と生命の樹

古代日本に神秘思想"カバラ"が伝わっていたのかはわからない。 けれども、名神大社を結んだ図形がどうも『セフィロトの樹』に見えてしまう。 関東のセフィロトの樹のダアト【=隠れたセフィラ】にはスサノオを祀る氷川神社がくる。 ダアトの象徴する惑星は冥…

■天武の地上絵

『天武天皇十年 正月己丑条 詔畿内及諸国、修理天杜地杜神宮。』 これは天武朝の神社社殿の“造営”に関する詔の記録である。 “天社・国社”については同じく日本書紀・崇神朝の条にも 『崇神七年…天社・国社、及び神地・神戸を定めたまふ、是に於て疫病始めて…

■天武の方位盤

『壮に及りて雄祓しく神武し。天文・遁甲に能し』 天武天皇はプリミティブな陰陽五行の実践者だ。本家も驚く純度の高い陰陽五行の理を日本古来の連綿と続いていた信仰と融合させ、時に神仙の術を使い、星辰の意を聞き調和を図った。 そして伊勢の神宮を頂点…

■天武の方位盤

古事記序文によれば天武天皇について 乾符を握りで六合を総べ 天統を得て八荒を包ねたまふ。 ニつの気の正しきに乗り 五つの行の序を斉へ 神しき理を設けて俗に奨め、英れたる風を敷きて国に弘めたまふ まさに陰陽五行を整えて国政にあたったことが記されて…

■天武天皇と藤原京の七曜~万葉集・藤原宮御井歌から

天武天皇は陰陽五行の調和のシンボルとして亀甲=七曜文にこだわったのではないか? とすれば、当然日本最古の都城『藤原京』にもその方術はあるのではないか? そして大和三山が『三合の理』なのではないか? 都の北に耳成山。まさに三合の理【水局】の構成…

■星座の地上投影〜名神大社

天武天皇は陰陽五行の理と天の星官・四神二十八宿を地上投影するため官社を定めていったのではないか? 『図形を構成する神社』は後の名神大社の前身となったのではないか? キトラ古墳に描かれている四神・十二支像や天井の天文図・日像・月像 これらが表す…

■天武天皇と名神大社がつくる図形

天武天皇の様々な政策の中で『複都制構想』が日本書紀に記されている。 事実、藤原京の計画以外に『難波京』を置いたことが知られる。(天武12・683年) 翌年には信濃の造都計画のため三野王と采女筑羅を視察の遣いとして派遣している。 天武天皇の崩御によ…

■亀甲と方位

神宮−大社ラインを軸とした亀甲(六角形)中心を通る3本の対角線 その交点は古代の皇都『難波宮』に極めて近いのだが… 五行と日・月の配置(七曜紋)から三合の理【火局】【水局】▲▼を導く構成より各方位に対応する名神大社ネットワークをモデル化してみた。…

■数値で見る名神大社の五芒星

南北軸【若狭彦―熊野本宮ライン】気持ち良いくらいに方位角180°【大麻比古―熊野本宮ライン】と【伊和―阿射加ライン】それぞれ方位角106°で平行 古代【人間GPS】能力があったのだろうか?自由自在に神社を結び地上絵を描いてしまう星読みに長けた海人族…

■亀・三合の理~火局と水局

伊勢の神宮と出雲の大社を結んだ軸を中心線に現れる大きな亀この亀甲=六角形は以下の6つの神社で構成される。【神宮―熊野本宮大社―大麻比古神社―中山神社―籠神社―南宮大社】 これを七曜と考え【両儀四象生成図】より神宮を㊐とした場合、 ㊊中山 ㊋南宮 ㊌…

■玄武と朱雀に守られて~名神大社が織りなす図形 2022.09.22

孝徳朝より150年の皇都であった『難波宮』を中心に、経線を辺にもつ五芒星と、それを内包する六角形(亀甲)が名神大社および神宮を結ぶことで現れる。【五芒星】は 若狭彦―熊野本宮を南北軸に、大麻比古、伊和、阿射加の五社【六角形の亀甲】は 籠―中山―大…

東国の大亀

■四霊のひとつ霊亀 古代中国神仙思想~東の海にある仙境のひとつ【蓬莱山】を背負った巨大な亀 ■四神のひとつ玄武 亀と蛇の合体。五行思想より北方の守護・北方七宿・冬の象徴 ********************************* 名神大社・一之宮を結んでできる図形シリー…

■サルタヒコは赤いシリウスか?2022.08.31

■サルタヒコは赤いシリウスか?2022.08.31 『天孫降臨』のシーン。 天孫ニニギ御一行は降臨の際、天の八衢に立ち高天原から葦原中国までを照らす謎の国津神サルタヒコと出会う。ニニギらを先導するために迎えに来たのだという。 日本書紀にはその容姿につい…

飛ぶ鳥の…

和泉國一之宮『大鳥大社』 和泉五社筆頭。 その名の通り大鳥大社を中心に『大きな鳥』が現れる。 構成する点は全て名神大社でもある… なんらかの図形を構成するから名神大社に選定されたのかもしれない。 丹後一之宮籠神社【頭】−大鳥大社【心臓】ラインを中…

剣先に座るタケミカヅチ=破軍星

古事記『国譲り』でのシーン。 オオクニヌシに国を譲るよう迫るために派遣されたタケミカヅチ。 出雲国の伊耶佐の小濵に降り到りて、十掬の剣を抜き逆さまに波の穂に刺し立て、其の剣の前【さき】にあぐみゐ… とあるが、突き立てた剣の先っちょに胡座をかい…

■立体的な亀

■立体的な亀 名神大社を結ぶと、等辺の一方が経線を表す同じ大きさの二等辺三角形のグリッドが、綾織のように日本列島を覆う。 その二等辺三角形を元にした五角形(五芒星)と六角形が重なる図形。これは鳥と亀を表すのではないか?とこれまでの投稿で述べて…

茨城神社巡り 甕星香々背男

■茨城神社巡り 古事記に星の神様のお話しはなぜかありません。日本書紀の神代の巻に唯一、甕星香々背男という星神の話しが出てきます。 しかしながらまつろわぬ悪神として登場するのです。鹿島・香取の両神にも従わず、倭文神建葉槌命がようやく服従させたと…

■八百万の神曼荼羅

八百万の神の系譜を曼荼羅のように表現。 構成は【田の字】型で、九曜紋を表すように玉を配置する。天円地方をイメージ。 #八百万の神 #古事記 #曼荼羅 #曼陀羅 #日本神話 #日本の神様 #九曜紋

■八百万の神々を曼荼羅みたいに表現したい 2022.08.16

■八百万の神々を曼荼羅みたいに表現したい 2022.08.16 神社巡りをして、その神社や祭神について調べたり、古事記を読んでみたりするうちに、八百万の神々の系譜を曼荼羅のように表現してみたくなった。古事記をベースに独自に作成。 ・アマテラスを中心に中…

■名神大社を結んでできる図形④2022.08.11

■名神大社を結んでできる図形④2022.08.11 古代の官社である名神大社を結ぶと『経線』を表す等辺を持った概ね同形の二等辺三角形が、日本列島を覆うように表れる。 特に畿内を中心に表れる二等辺三角形は、形の整った五芒星を構成している。 【若狭彦神社-阿…

■名神大社を結んでできる図形③ 2022.08.06

■名神大社を結んでできる図形③ 2022.08.06 ここまで古代の官社である名神大社を結ぶと ①天の星座を表すのではないか? ②経線となる等辺をもつ二等辺三角形のグリッドを織りなすのではないか? 以上の2点について名神大社を結んでできる図形を考察してきた。…

■名神大社を結んでできる図形② 2022.08.05

■名神大社を結んでできる図形② 2022.08.05 古代の官社である名神大社225社のうち、宮中・畿内にあるものが58社、畿内に近い近江の10社と紀伊の12社、そして島である壱岐・対馬が各6社の計12社と伊豆の5社、また陸奥の15社を除いた名神大社は118社となる。 数…

■八百万の神曼荼羅

八百万の神曼荼羅を作成。4つの部屋には、創造系、大国系、大年系、サポート系の神々。古事記ベース。

■名神大社を結んでできる図形 2022.07.18

■名神大社を結んでできる図形 2022.07.18 延喜式神名帳に記されているいわゆる式内社のうち、名神大社は226社313座ある。 延喜式は905年から編纂が始まり927年に完成したといわれ、神名帳では当時官社となっていた神社の一覧を知ることができる。(8世紀前半…

■名神大社のネットワーク図

名神大社そのものについては詳しい内容は未だわからない。その多くは諸国一之宮でもあり、神社の起源に深く関係していると思われる。 名神大社を結ぶとあらわれる大きな鳥や亀(生命の樹)、籠目を表す六芒星や鳥を象徴する五芒星。五芒星の一辺は経線にもな…