伊勢の神宮と出雲の大社を結んだ軸を中心線に現れる大きな亀
この亀甲=六角形は以下の6つの神社で構成される。
【神宮―熊野本宮大社―大麻比古神社―中山神社―籠神社―南宮大社】
㊊中山 ㊋南宮 ㊌大麻比古 ㊍籠 ㊎熊野 がそれぞれ対応する。
これとは別に六角形の対角線を基に、方位を十二支に対応させると
子を籠神社、午を熊野本宮大社とした南北軸として(北西に傾くが)
寅:南宮 辰:神宮 申:大麻比古 戌:中山 がそれぞれ対応する。
三合の理によれば
『水は申に生じ、子に旺んに、辰に死す。三辰は皆水なり』
『火は寅に生じ、午に旺んに、戌に死す。三辰は皆火なり』
先ほどの対応から、三合の理【生―旺―墓】を見ると、
・申の方向には大麻比古=㊌があり⇒籠(子)⇒神宮(辰)と循環する
・寅の方向には南宮大社=㊋があり⇒熊野本宮(午)⇒中山神社(戌)と循環する
対角線の交点は【難波宮跡】よりやや北西になってしまうが極めて近い位置だ。
皇都(宮)が㊏となる。中央【土】は黄色に対応し、皇帝の色を意味する。
想像だが、火は南に対応するので、南宮大社が南宮と言われる由来ではないか?
ところで南宮大社は延喜式神名帳では仲山金山彦神社とあり美濃国一之宮だが、同じ火局内に美作国一之宮中山神社があることが大変興味深く感じる。共に鉱物や金属加工に係る神が祀られている。たまたまかもしれないが国の名前にもそれぞれ『美』も入っており面白い。
また水局の神宮や籠神社、またライン上にある日前・國懸神宮は宝鏡に係る神社だ。
金属に鏡…なんとも意味深な組み合わせだ。