常陸國の七つの名神大社は北斗七星〜破軍星を背に

名神大社を結んでできる図形について考えています。

■立体的な亀

■立体的な亀

名神大社を結ぶと、等辺の一方が経線を表す同じ大きさの二等辺三角形のグリッドが、綾織のように日本列島を覆う。

その二等辺三角形を元にした五角形(五芒星)と六角形が重なる図形。これは鳥と亀を表すのではないか?とこれまでの投稿で述べてきた。

今回、この亀が立体的な姿となったのでご報告したい。

近畿の亀の二等辺三角形内部にある名神大社丹波國一之宮出雲大神宮を中心に六角形の頂点より線を結ぶと出雲大神宮を天頂とした亀の甲羅に見える。

同じく中部地方の亀の二等辺三角形内部にある名神大社信濃國一之宮諏訪大社を中心に六角形の頂点から線を引くと諏訪大社を天頂とした亀の甲羅に見える。

出雲大神宮といえば、出雲大社と同じく社紋は亀甲紋。そして鎮座しているのは亀岡市、明治前は丹波亀山と言われた。まさに亀山だ。

諏訪大社といえば、御柱である。古代中国の神話の女神女媧は天を支えていた4本の柱が折れたので大亀の足を切り取り天と地を支え直したという伝説がある。御柱は亀の甲羅(天)をまさに支えている。

注文すべきは天頂となる神社は出雲系の神々が祀られていること。関東、東北、中国四国のそれぞれの亀も同様に立体的な亀が表れるが、関東の亀は氷川神社が天頂になる。

古来、亀が神聖視されるのは亀の甲がドーム状で天を、亀の腹は平らで大地を表す【天円地方】によるからだと言われる。天は丸く、地は方形であるというのは古代中国の宇宙観で、日本の前方後円墳の形にも影響していると言われている。

また亀甲紋に鳳凰というモチーフは藤ノ木古墳などをはじめ古墳からの副葬品にも見られる。

籠(六角形)の中の鳥(鳳凰)を意味するのか?

 

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