常陸國の七つの名神大社は北斗七星〜破軍星を背に

名神大社を結んでできる図形について考えています。

■半径180kmの円の10等分線

円を中心から放射状に10等分する線分。内角の比が1:2:2となる黄金三角形をつくる。

黄金三角形の点と点が結ばれてネットワークがつくられていく。故に五芒星、菱形、平行四辺形、長方形などさまざまな図形ができる。

黄金三角形の垂直二等分線が18°傾きがあることで、五角形の辺と対角線のうち、子午線方向の線が2本とれる。

180kmの等辺をもつ黄金三角形の底辺は約111kmで緯度1°の距離の長さに近い。
五角形の辺、全てが緯度1°の距離の長さとなる。

主要な円の中心となる神社に着目すると、

伊予神社 →南斗六星
熱田神宮 →オリオン座
二荒山神社北極星・北斗七星
貫前神社 →ケフェウス座
若狭彦神社→ぎょしゃ座

円の中心は主要な星座であり、位置的にも意味がありそうだ。

天を地上に反映させる試みは古代中国にもあったというが…。

【分野説】
中国全土を天の十二次,あるいは二十八宿に配当し,配当された星の位置によってそれぞれの国の吉凶を占おうとする古代占星術の基礎理論。十二次は天を西から東へ12等分したもの,二十八宿は天のおもな星を目標にして,西から東へ分割(これは不等分)したものをいう。古代の歴史書である《国語》に,周の武王が殷を伐(う)ったとき,歳星(木星)が鶉火(じゆんか)(南)に位置していたことから,鶉火を周の分野としたとある。また,《春秋左氏伝》にも歳星の位置によって吉凶を占った例がみえる。

(世界大百科事典 第2版「分野説」の解説より)

 

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